名物・名産品|

はかたにんぎょう

博多人形

観光地の情報

福岡では、約800年前の鎌倉時代から、寺社などで素焼きの人形を愛でる習慣があったという。博多人形の始まりは慶長5年(1600年)。黒田長政の筑前入国に伴って多くの職人が集められたころに誕生し、江戸時代後半には正木宗七や中のノ子吉兵衛、白水武平といった名工が活躍、九州一円や瀬戸内海方面で売られるようになったという。明治以降は、作家たちが近代的な人形を生産し、パリやセントルイスなど国際的な展覧会へも出品。高評価を得て、日本を代表する人形として世界に知られるようになり、海外への輸出も始まった。今では約100人の職人たちが、伝統の技を継承しつつも新しい可能性にも挑戦している。
出典・写真提供:「福岡県観光情報 クロスロードふくおか」
写真提供:「福岡市」

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