公園|

らくすいえん

楽水園

観光地の情報

オフィスやホテルが並ぶ都会の中に、清廉な空気が漂う一角がある。「楽水園」は、明治期に博多商人・下澤善右衛門親正が構えた別荘だ。1995年に福岡市が整備し、茶の湯に親しむ日本庭園として開園した。4つの茶室を備え、2部屋は一般来園用で、茶会や茶の稽古にもよく使われる。茶室の前に広がるのは、苔の緑も鮮やかな日本庭園。楚々とした日本花や木立が風にそよぐ様子を、お抹茶と茶菓子をいただきながらゆっくり眺めたい。中ほどには、水が落ちると澄んだ音が響く「水琴窟(すいきんくつ)」もあり、この庭では野点(のだて)を楽しめる。秋は約100本のモミジが美しく色づく。見ごろは12月初旬と、福岡の街では少し遅めだ。
出典:「福岡県観光情報 クロスロードふくおか」
写真提供:「福岡市」

ページの先頭へ